「ロシアが選挙介入で13万人を買収」モルドバ警察が批判 EU加盟阻止狙う「前例のない直接攻撃」
欧州連合(EU)加盟をめざす旧ソ連構成国モルドバの警察は3日、同国の親ロシア勢力が今月20日の大統領選とEU加盟をめぐる国民投票に向け、少なくとも13万人を買収したと発表した。資金はロシアから送られたとしており、モルドバのEU加盟阻止が狙いとみている。ロイター通信や地元メディアによると、9月だけでロシアから1500万ドル(約22億円)の工作資金が送られ、親ロシア勢力が支配する同国領内の未承認国家「沿ドニエストル」でロシアの銀行カードなどを使い現金を引き出したという。