なぜネパール人がインド料理を出すのか 広がるカレービジネスと10倍に増えた夜間中学生
社会状況の変化が生徒層に反映される夜間中学。日本で暮らす外国人の増加に伴い、在籍する外国人生徒が増え、多国籍化が進む。とりわけ増加が目立つのは若年層のネパール人で、そのほとんどはインドカレー店で働く親に呼び寄せられ、家族滞在の資格で日本に来た人たちだ。近畿の夜間中学の教職員約90人が参加した研修会で、「カレー移民の謎 日本を制覇する『インネパ』」(集英社新書)の著者でジャーナリストの室橋裕和さんが講演を行い、在留ネパール人の背景や課題などについて解説した。