【米国】「リーマン級」金融危機か…トランプ2.0で長期金利上昇、オフィスビル・集合住宅向けローンにデフォルト懸念
トランプ次期政権が米国経済に与えるリスクが顕在化しつつある。中でも長期金利の上昇により不動産向けローンの債務不履行(デフォルト)が相次ぐとの見方が広がりつつある。リーマン・ショック時と同様にリスクの高い不動産ローン債権を束ねた金融商品に飛び火し、金融危機の引き金となる可能性もある。(藤 和彦:経済産業研究所コンサルティング・フェロー)
「一人勝ち」と言われる米国経済にとって最大の脅威は政治リスクだ。