【奈良】継体天皇の下で九州の豪族・磐井と戦った軍事氏族・物部氏の墓?儀式の痕跡も…天理市・東乗鞍古墳を天理大が調査

豪族・物部氏の墓域とされる奈良県天理市の杣之内(そまのうち)古墳群で、天理大学と天理市教育委員会が前方後円墳、東乗鞍(ひがしのりくら)古墳(全長約83メートル)の発掘調査を進めている。昨年は周囲を囲む周濠と堤を確認。今年は石室の正面で儀式跡の可能性がある土器群などが見つかった。東乗鞍古墳の後円部には横穴式石室があり、九州・阿蘇産の凝灰岩で作られた6世紀前半ごろの家形石棺が納められている。