【宇宙】火星と木星の軌道の間を回る小惑星が10個の破片に空中分解 ハッブル望遠鏡で観測、NASAなど
火星と木星の軌道の間を回る小惑星が、10個の破片に空中分解する珍しい現象をハッブル宇宙望遠鏡で観測したと、米航空宇宙局(NASA)や欧州宇宙機関(ESA)のチームが6日発表した。氷やちりでできたもろい彗星の核が太陽熱で分解する現象は知られているが、岩石でできた小惑星での観測は初めてという。チームは「もともと内部に割れ目ができていたところに、太陽の影響などで自転速度が速まり、遠心力でばらばらになったのではないか」と推測している。