【宇宙開発】彗星探査機ロゼッタ、制御不能の「恐怖」を経験 欧州宇宙機関
人類史上初の彗星(すいせい)への探査機着陸を成功させた欧州宇宙機関(ESA)の周回探査機ロゼッタ(Rosetta)は、追跡中の彗星から発生する塵(ちり)とガスの爆風の中に突入した後、位置制御や地球との通信を行う機器類が一時機能不能になった。ESAが2日、明らかにした。 ESAによると、67P/チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(Comet 67P/Churyumov-Gerasimenko)に急降下して接近していたロゼッタは前週末「重大な困難を経験した」という。