【医療】鎮痛薬、脳梗塞に有効 マウス実験、記憶力向上も - 国立循環器病研究センター
腰や肩の痛みや神経痛を和らげる薬に、脳梗塞の進行を抑えたり記憶力を向上させたりする働きがあることをマウスの実験で確かめたと、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)が9日発表した。疾患分子研究室の柳本広二室長は「脳梗塞の予防などに使い道を広げられるよう、臨床研究などに取り組みたい」と話す。チームがERVという薬を複数のマウスに3週間与えた後、プールで足場を探させる試験をした結果、偽薬を投与したグループよりも記憶力が向上。