【医療】心臓ホルモン「心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)」のがん転移抑制効果、世界で初の臨床研究実施へ 国循
今回の臨床研究の概要
ANPががん転移を抑制する仕組み。がん手術時に放出されるがん細胞は、手術時の炎症によって発現する接着分子(E-セレクチン)により血管へ接着・浸潤すると推測されており、ANPはE-セレクチンの発現を抑制することで転移を防いでいると考えられている。国立循環器病研究センター(国循)は6月1日、心臓から分泌されるホルモン「心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)」によるがん転移抑制効果についての多施設臨床研究を開始すると発表した。