【発生生物学】哺乳類初期胚で新たな遺伝子発現制御の仕組みを解明 哺乳類特有の発生初期における分化制御機構の解明に期待 理研
図1 CAF-1KD胚における胚性致死
胚盤胞期となる受精後4日目の写真。左が通常の胚、右はCAF-1KD胚。CAF-1KD胚は胚盤胞期(受精後4日)までに致死となることが観察された。
図2 CAF-1によるレトロトランスポゾン抑制機構の模式図
ヒストンシャペロンCAF-1によるヒストン置換により抑制性ヒストン修飾が蓄積され、これが着床前初期胚のDNA低メチル化状態におけるレトロトランスポゾンの発現制御に必須であることが明らかになった。