【エネルギー技術】座布団型半導体材料(HND-Azulene)でペロブスカイト太陽電池の高効率化を実現 光電変換効率、従来材料比20%増
ポイント
•これまでペロブスカイト太陽電池に用いられる有機半導体は、従来材料を越える性能を示す材料が開発できておらず、製造コストが極めて高い従来材料(Spiro-OMeTAD)が標準材料として用いられていた。•座布団型の構造をもつ独自の有機半導体材料(HND-Azulene)を新たに開発し、これをペロブスカイト太陽電池のp型バッファ層材料に用いることで、太陽電池の性能を著しく向上させることに成功した(光電変換効率:従来材料比1.2倍に向上、16.5%を達成)。