【再生医療】ES視細胞のサルへの移植成功 理研が世界初
人の胚性幹細胞(ES細胞)から、光を感じる目の視細胞のシートを作ってサルの目に移植することに、理化学研究所多細胞システム形成研究センター(神戸市中央区)などのグループが世界で初めて成功した。研究成果は米科学アカデミー紀要電子版に近く掲載される。同グループはES細胞と同様にさまざまな細胞に分化できる人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使い、2018年度をめどに、視細胞の異常で視野が狭くなる難病「網膜色素変性」の患者に対する臨床試験(治験)を目指す。