【医学/神経科学】トゥレット障害の発症メカニズム解明に新展開 音声チック症状を呈する霊長類モデルを開発
発表のポイント
•若年層に0.1~1%の割合で発症し、社会生活に大きな支障をきたすことがある神経発達障害•トゥレット障害で見られる音声チックの霊長類モデルを作出•音声チック発現に関わる脳部位と異常活動を霊長類モデルで特定•メカニズム理解に基づく治療法開発に期待トゥレット障害は、咳払いや奇声などを発してしまう「音声チック」症状と、まばたきや顔しかめなどの動きを繰り返し行ってしまう「運動チック」症状が、共に1年以上にわたって継続する神経発達障害で、18歳未満に0.1~1%の割合※1で発症するといわれています。