【測定技術】海水中の低濃度放射性セシウムを迅速にモニタリング 銅置換体プルシアンブルーを用いて海水中の放射性セシウムを捕捉
ポイント
•銅置換体プルシアンブルー担持不織布を用いた海水中の放射性セシウムの前処理技術を開発• 水1 Lあたり0.01ベクレル(Bq)という低濃度の放射性セシウムを約40分で濃縮可能
• 海水中の放射性セシウムのモニタリングや動態評価、海産物への影響評価への貢献に期待概要
国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)地圏資源環境研究部門【研究部門長 中尾 信典】 地圏環境リスク研究グループ
保高 徹生 主任研究員、宮津 進 元産総研特別研究員(現 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所 研究員)、ナノ材料研究部門【研究部門長 佐々木 毅】 ナノ粒子機能設計グループ 川本 徹 研究グループ長、髙橋 顕 研究員は、日本バイリーン株式会社【代表取締役 吉田 俊雄】(以下「日本バイリーン」という)と連携し、銅置換体プルシアンブルーを使った不織布カートリッジ(Cu-C)を開発した。