【材料科学】高度な脱塩機能を発現するナノ構造制御カーボンの水分離膜をドライプロセスで合成することに成功
ポイント
新規な膜形成手法(ドライプロセス)によって、従来のDiamond-Like Carbon(DLC)膜より柔らかい炭素ベースの水分離膜を新たに開発し、最大96%という高い脱塩性能を達成。添加する窒素の量を調整することにより、脱塩性、透水性、耐塩素性を最適化できることを見出しました。コンピューターのシミュレーションでもその有効性を確認しており、資源開発など厳しい条件下での水処理膜の実用化が期待できます。