【進化生物学/遺伝学】ゲノム解読で初めて明らかになった多細胞生物のはじまり ヒトではがんを抑制する「多細胞化の原因遺伝子」
発表のポイント
•原始的な多細胞生物であるゴニウム(図1、2)の全ゲノム配列を解読し、単細胞が多細胞へと進化する鍵となる遺伝子群を初めて明らかにしました。•ヒトではがんを抑制している遺伝子が、単細胞が多細胞へと進化する初期段階の原因となることを発見しました。•今後、群体性ボルボックス目(図1)の生物の全ゲノム情報を更に解読することで、多細胞化の研究の更なる進展が期待されます。