【物性物理学】高温超伝導体の2つの顔 磁場によって明らかになった超伝導と電荷秩序の競合
高温超伝導体の2つの顔 | 60秒でわかるプレスリリース | 理化学研究所
「超伝導」とは、金属の電気抵抗が完全になくなる現象です。エネルギー損失のない送電ケーブルなどへの応用が考えられますが、絶対零度(-273.15℃)に近い温度でしか発現できないことが大きな問題でした。しかし、1986年に発見された「銅酸化物超伝導体」の中には、約-140℃まで超伝導状態を保つことができるものがあり、高温超伝導体と呼ばれ、応用範囲が広がると期待されています。