【測定技術】ガラス湾曲を利用した微粒子分離 ナノメートルの隙間を制御して高精度な分離を実現
要旨
理化学研究所(理研)生命システム研究センター集積バイオデバイス研究ユニットの田中陽ユニットリーダー、太田亘俊テクニカルスタッフらの研究チーム※は、ガラスの湾曲を利用して2枚のガラス板の間に広がる流路の高さを調整することで、微粒子をサイズごとに高精度に分離する装置を開発しました。微粒子は、ナノメートル(nm、1nmは10億分の1メートル)から数百マイクロメートル(μm、1μmは100万分の1メートル)サイズの微小な粒子です。