【神経科学/認知科学】白黒の画像に色の見えを作り出す技術を開発 低次視覚皮質における方位と色の連合学習
本研究成果のポイント
•複数の感覚入力(例えば視覚と聴覚)や感覚属性(例えば形と色)の対応関係の学習(連合学習)は、大脳皮質前頭葉や頭頂葉、海馬など高次の脳領域で生じると考えられてきた。•連合デコーディッドニューロフィードバック法と呼ばれる技術を開発し、白黒の縦縞を見ている時と、赤色を見ている時の低次視覚野の脳活動を対応付ける(連合する)ように三日間トレーニングした結果、物理的には白黒の縦縞が赤みを帯びて見えるようになった。