【生態学/地球化学】豊かなサンゴ礁に魚の「尿」が不可欠、漁で打撃も 「種の数」だけでなく「種ごとの量」の重要性も明らかに
2000年前、ローマ皇帝ウェスパシアヌスは、羊毛の洗浄などに使われた人間の尿に税を課した。息子がこの政策に異議を唱えると、皇帝は金貨を息子の鼻先に掲げて「臭うか?」と尋ねたという。何から得たものであろうと、金は金であるというわけだ。(参考記事:「古代ローマにトイレ税、世界5つのヘンな税」)尿に価値を見出したウェスパシアヌスなら、きっと優秀な海洋生物学者になれたに違いない。