【医学/統計】アルコール摂取と多発性の前がん病変が食道および頭頸部の扁平上皮がん発生を増加させる 禁酒・禁煙効果も含めて
概要
食道扁平上皮がんは難治性がんとして知られており、多発することから治療がむずかしいとされています。本研究では、前向き研究1により、食道扁平上皮がんの発生する予兆(前がん病変)とされる異型上皮の発生程度には、飲酒、喫煙、緑黄色野菜の摂取という 3 点が関連していることを明らかにしました。また、内視鏡治療を行った早期食道がん患者では、食道内の異型上皮の数が多いほど、食道内やのどの異時性多発がん2の危険性が増すことが分かりました。