【計測技術】デジタルカメラで撮影するだけで橋のたわみを計測する技術の開発 健全性評価における計測時間とコストを大幅削減
ポイント
•橋梁のたもとからの撮影でもたわみ計測ができる画像計測手法を開発• 開通前の常磐自動車道の9つの橋でたわみ計測の実証実験に成功
• 従来技術と同程度の精度で計測でき、計測時間とコストを大幅に削減可能概要
国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)分析計測標準研究部門【研究部門長 野中 秀彦】 非破壊計測研究グループ 津田 浩 研究グループ長、李 志遠 主任研究員は、東日本高速道路株式会社 東北支社(以下「NEXCO東日本 東北支社」という)、株式会社 ネクスコ・エンジニアリング東北(以下「ネクスコエンジ東北」という)と共同で、デジタルカメラで橋のたもとから橋梁を撮影した画像を用いて、従来よりも簡単に、車両が通行する際に橋梁に生じるたわみ分布を短時間で計測できる技術を開発した。