【植物生理学】植物ホルモンのオーキシンを運ぶタンパク質がキュウリ芽生えの形をつくるしくみを宇宙実験で発見
【研究概要】
地球上に住む私たちが日頃見ている植物は、重力が存在する環境で生育するのに最もふさわしい形を取りながら成長しているわけですが、それには細胞内に存在する植物ホルモンが関係し、植物ホルモンが植物内を移動することによってその形づくりが決定されています。今回の宇宙実験では、国際宇宙ステーションの“微小重力環境”を利用し、植物ホルモンのひとつである“オーキシン”の植物内移動が、地上の重力環境下と宇宙の無重力環境下で異なることを解明しました。