【原子核物理学】原子核での形の量子相転移とスーパーコンピュータ「京」による シミュレーション
発表のポイント
•原子核のようなミクロな物体で相転移(注1)が起こるかどうかが謎であったが、ジルコニウムのアイソトープで中性子の数の変化に呼応して量子相転移が起こることを理論的に発見した。•スーパーコンピュータ「京」(注2)等を用いての大規模な数値シミュレーションにより、最大で1023次元の行列対角化に相当する殻模型計算(注3)を行い、実験データの特異性を初めて再現し、第2種殻進化(注4)が量子相転移(注1)の源であることを解明した。