【有機合成化学】狙った臓器で金属触媒反応を実現 体内の疾患部分で薬を直接作る研究に大きな一歩/理化学研究所
狙った臓器で金属触媒反応を実現
-体内の疾患部分で薬を直接作る研究に大きな一歩-有機合成化学の分野では、薬などさまざまな分子を自在に合成するために、多くの金属触媒が開発されてきました。近年、特に遷移金属触媒を用いた新しい有機合成反応が盛んに研究されています。例えば、ルテニウム触媒を用いた野依博士らの不斉還元反応、グラブス博士らのメタセスシ反応、パラジウム触媒を用いた鈴木博士、宮浦博士の鈴木・宮浦カップリング反応はノーベル化学賞を受賞しています。