【技術】世界最小レベルの貴金属パイプを開発 外経〇・〇三九ミリ 静岡県など研究グループ
医療現場などから、エックス線の透過率が低い極細パイプの製造を求められている県浜松工業技術支援センター(浜松市北区)などの研究グループは、「電鋳(でんちゅう)」という技術を使い、外経〇・〇三九ミリという世界最小レベルの貴金属パイプを開発した。治療技術の進歩に期待できるという。医療の現場では脳などの細い血管に通すカテーテル(樹脂のチューブ)の位置を把握するのに、カテーテルの先端部分に、引き抜き加工で製造されたプラチナ-イリジウム合金のパイプをはめ、エックス線を使ってモニター監視している。