【材料】水をはじき、光を通し、つぶしても割れない断熱材を開発 ナノ繊維系材料の耐湿性を向上させ、透明断熱材の実現に前進/産総研
発表・掲載日:2017/09/04
水をはじき、光を通し、つぶしても割れない断熱材を開発-ナノ繊維系材料の耐湿性を向上させ、透明断熱材の実現に前進-ポイント
・天然高分子のキトサンを素材とした高性能断熱材に撥水(はっすい)性を付与・キトサン系材料の課題であった水への弱さを克服し、実用化へ大きく前進・住宅やビルの窓などに貼り付けられる光透過性断熱材としての応用に期待概要
国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)化学プロセス研究部門【研究部門長 濱川 聡】階層的構造材料プロセスグループ 竹下 覚 研究員、依田 智 研究グループ長は、エビやカニの甲殻から得られる天然高分子のキトサンを素材とし、撥水(はっすい)性、光透過性、柔軟性を兼ね備えた超低密度の多孔体(撥水エアロゲル)を開発した。