【地震学】八重山諸島の大津波、600年間隔か 琉球大など研究
沖縄県の石垣島などで約1万2千人の犠牲者が出た1771年の八重山津波と同規模の津波が、過去2千年間に少なくとも4回発生していたことが、静岡大や琉球大などのチームの研究でわかった。4日、チームが発表した。この津波は「明和の大津波」とも呼ばれ、石垣島では標高30メートルまで遡上(そじょう)した。島に打ち上げられた巨石などから繰り返し津波があったことは研究されていたが、農地開発で被害の痕跡が十分に残っておらず詳しい年代はわからなかった。