【生理学】船酔いと呼気中の二酸化炭素濃度の関係明らかに -南極観測船しらせで研究-
船酔いをしやすい人としにくい人との違いはなにか。その疑問が解明できそうだ。大きく揺れる船中で、船酔いがひどい人と船酔いしない(または軽い)人の呼気では、後者の二酸化炭素濃度(以下EtCO2)の値が高くなることが分かった。これにより、船酔いの症状が重症化しそうな人をあらかじめ予想することが可能になる。第54次南極地域観測隊(活動期間:2012年~2014年)の長谷川 達央(はせがわ たつひさ)隊員を中心とする研究グループが
南極に向かう南極観測船「しらせ」で研究を行い発見した。