【医学】幹細胞移植、多発性硬化症に効果 国際研究で
幹細胞の移植手術が多発性硬化症(MS)治療に「大変革」をもたらすかもしれない――。世界4カ国で行われた臨床試験の結果、幹細胞移植が病状の進行を食い止め、改善させることが明らかになった。MSはさまざまな神経症状が再発と寛解を繰り返す中枢性脱髄疾患の一種で、英国では10万人が罹患している。臨床試験は100人超の患者を対象に、
米シカゴ、英シェフィールド、スウェーデン・ウプサラ、ブラジル・サンパウロで行われ、このほどリスボンで開かれた欧州血液骨髄移植学会で中間報告が発表された。