【考古学】滋賀・榊差(さかきさ)遺跡で国内最古の獣脚鋳型発見=奈良時代前半、祭祀で使用か
滋賀県草津市教育委員会は23日、同市野路町の榊差遺跡で、国内最古となる奈良時代前半の獣脚の鋳型が発見されたと発表した。獣脚は獣を模した釜や鍋を支える部分で、市教委によると、祭祀(さいし)での使用が考えられるという。榊差遺跡では、50点近くの鋳型の破片が奈良時代前半の土器とともに出土。このうち、上部の顔と下部の爪先のない獣脚1点(約24センチ)や、下部の爪先を2段で表現した獣脚が2点(約3センチと約10センチ)などが確認された。