【考古学】縄文時代のくるみ入りかご 完全な状態で見つかる 福島 南相馬
福島県南相馬市の遺跡から、縄文時代の終わりごろのものとみられるくるみの実が数百個入ったかごが出土しました。この時代のものがほぼ完全な状態で見つかるのは全国でも例がなく、当時の暮らしを知る貴重な資料として注目されています。福島県南相馬市鹿島区にある鷺内遺跡では、去年10月からことし6月にかけて市の発掘調査が行われ、およそ3000年前の縄文時代晩期を中心に使われていた湧き水をためるために作ったとみられる穴から、かごやざるのようなものが12点見つかりました。