【宇宙ゴミ】増え続ける宇宙ゴミ。10年前のロケットが分解してできた破片をスペインの観測所が撮影
これとは逆に、画像の中央付近で線にならずに写っている幾つもの光点は、カメラの動きと同調していた物体……つまり、夜空を高速で横切っていた「何か」ということになります。その正体は、2009年9月に打ち上げられた「アトラスV」ロケットの一部を構成していた「セントール」という上段用のロケットステージ。セントールは一度止めたエンジンを再点火できるのが特徴で、静止軌道衛星や探査機など、幅広い打ち上げに用いられています。