【明治の超弩級戦艦】強みは速さ、戦艦「金剛」の一部始終 30年以上戦い抜いた旧海軍最後の「帰国子女」
戦艦「金剛」は、その同型艦と共に「高速戦艦」とも呼ばれ、ほかの戦艦よりも一段上の速力が特徴です。ゆえに空母を中心とする機動部隊の随伴も務めるなど、太平洋戦争中も出番の多い戦艦でした。「金剛」の一部始終を追います。■時は明治、「ド級」ショックが世界を駆け巡る旧日本海軍の戦艦「金剛」は、海戦の主役が「戦艦」から「空母」へ移った太平洋戦争においても、ほかの戦艦に比べ実に多くの場面で運用されたといえるでしょう。