【エネルギー】導電性高分子、半導体と金属の境で熱電変換性能が最大に フレキシブルなIoT電源に道
名古屋大学大学院工学研究科の田中久暁助教と竹延大志教授らの研究グループはこのほど、導電性高分子に電荷を注入していくと半導体から金属状態に変わる境目で、温度差を電気に変換する性能が最大になることを発見した。IoT機器に電気を供給するフレキシブルな電源の開発に道を開く成果だ。研究グループが使ったのは、分子配列が整って結晶性が高いチオフェン(硫黄を含む複素環式化合物)系の導電性高分子(PBTTT)の薄膜。