【脳科学】金沢工大、色あせた写真のように色が淡いとぼやけて見える脳の仕組みを解明
金沢工大、色あせた写真のように色が淡いとぼやけて見える脳の仕組みを解明著者:波留久泉
金沢工業大学(金沢工大)は6月30日、fMRI(機能的核磁気共鳴画像法)による計測と、被験者にコントラストを区別してもらう心理物理実験を行った結果、コントラストの印象を決める明暗情報を伝える輝度信号は、周りに鮮やかな色(彩度の高い色)を出すよりは、淡い色(彩度の低い色)を出す方がより強く抑制されること(脳内においては強い色信号よりも弱い色信号の方が、輝度信号を抑制する効果が高いこと)を示したと発表した。