【ナショジオ】イカの遺伝子を編集して脳の謎に挑む科学者たち
イカの遺伝子を編集して脳の謎に挑む科学者たち大きな可能性を秘めた新たな研究が始まっている米国マサチューセッツ州沖で捕れるアメリカケンサキイカ(Doryteuthis pealeii)は、100年近く前から神経や脳の研究で非常に重要な役割を果たしてきた。2020年、その研究が大きな成果を上げた。近くのウッズホール海洋生物学研究所が、CRISPR-Cas9(クリスパー・キャスナイン)というゲノム編集技術を使って、アメリカケンサキイカの遺伝子を欠損(ノックアウト)させることに成功したのだ。