【ナゾロジー】ヒトの脳に近い記憶媒体「人工ニューロン」が考案される(Science)
ヒトの脳に近い記憶媒体「人工ニューロン」が考案される私たちの脳とコンピュータは、どちらも複雑な情報処理を行いますが、その動作方法はまるで異なっています。特にエネルギー消費の観点から見れば、格段に人間の脳のほうが高効率で、DRAMのような記憶装置は電源が切れれば保持した情報を失ってしまいます。フランス国立科学研究センター(CNRS)などの研究チームは、2つのグラファイトの間に水分子の電解質層を入れた場合、イオンを利用して人間のニューロンに近い働きが実現できるという理論を発表。