【天文】定家『明月記』にも記載 1181年に観測された超新星の対応天体が判明
今から840年ほど前の1181年、夜空に明るく輝く超新星が出現したことが、中国や日本の記録に残されています。超新星は当時「客星」と呼ばれ、日本では藤原定家の『明月記』などに記録が残っています。同じく『明月記』に記録が残る1054年の超新星(SN 1054)は、現在では超新星残骸の「かに星雲(M1)」となっていることが知られていますしかし1181年の超新星(SN 1181)は、過去1000年で記録が残っている超新星の中で唯一、対応する天体が判明していませんでした。