【文科省】再生医療と遺伝子治療、一体で実用化推進iPS細胞「一本足打法」から二刀流で競争力強化
文部科学省は来年度から、iPS細胞(人工多能性幹細胞)などを使う再生医療と、病気の原因となる遺伝子を改変する「遺伝子治療」の研究を一体的に推進する方針を固めた。iPS細胞を中心に10年間で約1100億円を投じてきた現行の計画の後継と位置づけ、先端医療分野の国際競争力を高めることが狙いだ。文科省は、計画を5年かけて実施する予定で、来年度当初予算の概算要求に、関連事業費として120億円程度を盛り込む。