【計測】分子研など、1nm・1fsスケールで格子振動の量子ダイナミクスを直接観測する手法を開発
分子研など、1nm・1fsスケールで格子振動の量子ダイナミクスを直接観測する手法を開発分子科学研究所(分子研)、独・フリッツ・ハーバー研究所、大阪大学(阪大)の3者は10月26日、超短パルスレーザーを用いた超高速走査トンネル顕微鏡(STM)の最新技術を応用し、物質表面における電子や格子の量子ダイナミクスを1フェムト秒(fs)、1ナノメートル(nm)という極微スケールで直接観察する手法を開発することに成功し、これによって原子スケールの厚みを持つ酸化物超薄膜における格子振動の量子ダイナミクスを観測したと発表した。