【精神医学】順天堂大、高齢化社会に伴い増加中の「せん妄」を予防する薬剤を発見
順天堂大、高齢化社会に伴い増加中の「せん妄」を予防する薬剤を発見順天堂大学は8月19日、オレキシン(視床下部外側野で産生される神経ペプチド)受容体拮抗薬「スボレキサント」による、高齢化社会の進行と共に増加中の「せん妄」の予防の第III相試験の成果として、スボレキサント投与によりせん妄の発症は低い傾向が認められたが、プラセボに対して統計的な有意差は認められなかった一方で、追加解析の結果、特に手術や治療の妨げとなって問題になる過活動型および混合型せん妄は、スボレキサント投与により発症が低い結果だったと発表した。