ヤマトイワナを保全したい静岡市が提案した「代償措置」…むしろ生物多様性に悪影響を及ぼす可能性があった
ヤマトイワナを保全したい静岡市が提案した「代償措置」…むしろ生物多様性に悪影響を及ぼす可能性があった小林 一哉
南アルプスの自然環境保全をテーマにした静岡市のリニア環境影響評価協議会が2024年8月26日、開かれた。会議では、元副知事で静岡県のリニア問題責任者だった難波喬司・静岡市長が、大井川源流部の在来種で、絶滅危惧種ヤマトイワナ(サケ目サケ科イワナ属)への影響に対する「代償措置」として、ヤマトイワナの‟サンクチュアリ(聖域、保護区)”設置をJR東海に提案するよう求めた。