【ハウルの動く城】細田守監督のジブリデビュー作になる予定だった。なぜ宮崎駿監督に代わったのか?
■念願のジブリに出向した細田さん。「人々の価値観を転覆させる面白いものになるはず」と自信を見せていた細田さんは東映アニメーション出身ですが、東映入社前の1991年にはスタジオジブリの研修生採用試験を受けているほど、ジブリへの思い入れは強かったそうです。しかし、結果は不合格。氷川竜介さんの著書『細田守の世界』(祥伝社)によると、このとき細田さんは宮崎監督から「君のような人間を入れると、かえって君の才能を削ぐと考えて、入れるのをやめた」という趣旨の手紙を宮崎監督からもらっていたそうです。