【原子力】もんじゅ、また点検不備=重要配管の検査せず―運転準備再開、遠のく可能性
多数の点検漏れが見つかり、原子力規制委員会から運転再開準備の中止命令を受けた日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で、安全上最重要に分類される「クラス1」の配管の肉厚測定などが適切に行われていなかったことが25日、分かった。原子力規制庁が規制委に報告した。原子力機構は9月までの中止命令解除を目指し、「保守管理と品質保証の体制を再構築した」とする報告書を23日に文部科学省に提出したばかり。