【自民党】村上誠一郎「自民党の路線の危うさに気がつけば自民党内部からも声を上げる人は出てくる」
なぜ違憲の安保法制に党内から異論が出ないのか
どうも自民党の様子がおかしい。もちろん自民党には結党当時から自主憲法の制定を主張する、いわゆる「タカ派」の人々も大勢いた。旧民主党の流れをくむ政治家たちだ。しかし、その一方で、かつての自民党では、党のタカ派色が前面に出過ぎるようになると、いわゆる保守本流と呼ばれる穏健派の政治家たちを中心に極端な右派路線に対する異論が巻き起こり、党はある種の自浄作用を発揮して、極端な路線は修正されてきた。