大江健三郎さん「日本人は今後も憲法を守り抜くだろうとの見方からアジアの平和が保たれてきた」
護憲を主張する「九条の会」呼び掛け人で、ノーベル賞作家の大江健三郎さん(80)=東京都、愛媛県内子町出身=が1日、都内で講演した。日本が平和主義と民主主義に基づく憲法を守り続け、70年間戦争をしなかったことを「日本人にとって最良の大切な習慣」と言い表し、今後も守り続けるよう聴衆に訴えた。出版社クレヨンハウス(東京)が各界から講師を招き、3日間の日程で催す「夏の学校2015」の一環で、大江さんは「人生の習慣」と題し講演。