【南米】ブラジル保健相が辞任 ジカ熱対応道半ば
ブラジル保健省は27日、カストロ保健相が辞任することを明らかにした。地元メディアが伝えた。ブラジルでは8月のリオデジャネイロ五輪を前に、ジカ熱やインフルエンザの感染拡大阻止が課題になっているが、五輪開幕を約3カ月後に控えての保健相交代は社会に不安を与えそうだ。ルセフ大統領の弾劾手続きが進む中で、カストロ氏が所属する最大政党、ブラジル民主運動党(PMDB)は3月、連立政権から離脱し、閣僚の引き揚げも決めたが、カストロ氏は弾劾に反対し、閣内にとどまっていた。