【国際】日台関係、一層の深化を-李元総統 尖閣問題言及せず 沖縄県石垣市で講演
台湾の李登輝元総統は31日午後、沖縄県石垣市で講演し、日台関係について「人権や平和を重んじるなど共通の価値観を有している。より一層協力関係を深化させなければならない」と強調した。同市の尖閣諸島をめぐる領有権の問題などには言及しなかった。李氏は今後の具体的な協力分野として、あらゆるモノがネットワークでつながる「IoT(モノのインターネット)」を挙げ、「日本企業の研究開発力と台湾の生産技術が力を合わせれば、世界市場の制覇も夢ではない」と語った。