【毎日新聞/コラム】蓮舫氏「二重国籍」問題の根底にある日本人の純血主義や排外主義、民族差別意識を憂える=編集委員・与良正男
◆熱血!与良政談 「純血・排外主義」を憂える=与良正男
蓮舫・民進党新代表の、いわゆる「二重国籍」問題を考えたい。結論を言えば、蓮舫氏を激しく批判するいくつかのネットや新聞の言説に正直、私はうんざりしている。彼らの多くは「政党の代表がきちんと台湾籍放棄の法的手続きをとっていなかったのが問題」と言うが、やはり根底には純血主義や排外主義、民族差別意識があると感じるからだ。