【TPP】安倍首相、米抜きTPP「米国以外の各国と議論する」
安倍晋三首相は1日の参院予算委員会で、米国が離脱表明した環太平洋連携協定(TPP)について「今後どのようなことができるか、米国以外の各国とも議論していきたい」と述べた。米国が抜けた11カ国との多国間協議と、トランプ米政権と合意した日米の「ハイレベル経済対話」を同時並行で進める方向性を示したものだ。首相はTPPでは知的財産や労働条件など、高水準の共通ルールが定められているとした上で「TPPで結実した新たなルールは、今後の通商交渉のモデルとなる」と指摘した。